マテ茶ブランド”Pajarito”について

YERBA MATE PAJARITOについて

当ショップで扱っているマテ茶のブランド「Pajarito(パハリート)」は、南米パラグアイのLAURO RAATZ社によって、100%パラグアイ産の無農薬茶葉を使用して製造されています。
LAURO RAATZ社は、パラグアイに移住したドイツ系移民によって1956年に創業し、伝統的な製法で今日までパラグアイ国内外問わず、人気を誇っているマテ茶「Pajarito」を作り続けています。
Pajaritoはスペイン語で小鳥を意味し、マテの木になる実をたくさんの小鳥が食べに来る様子から名付けられました。

パラグアイのアスンシオンから車で南へ約7時間、イタプア県のべジャビスタという街にマテ茶農園を持ち、朝晩の寒暖差が大きく、近くを流れるパラナ川によって、地表面の湿度が高いなどマテ茶の生育に適した気候と言われています。

 

マテ茶ができるまで

Pajaritoの農園はマテの種から収穫・出荷まで、すべてのプロセスを担っています。

①種まき〜発芽
収穫された種は3日間、水につけられ種子の周囲を覆っているゼラチン状の殻を溶かします。マテ茶の種は自力では発芽することはなく、自然界ではオオハシやツグミといった鳥が実を食べ、胃液によって周囲の殻が溶かされ、その結果フンとして土壌にかえった種が発芽します。
3日間水につけられ殻がなくなった種を、次に天日干しで乾燥させ、その後専用のプランターに植えられます。発芽までは平均4ヶ月を要し、発芽率は約25%です。

 

②苗木〜収穫
発芽したものは、ひとつずつ個別の小さい鉢に移されます。ここで1年間管理されたのち、品質の良いものが選別され農園へ移植されます。
農園に移植後、5年目以降にようやく茶葉の収穫を行うことができ、収穫は南半球の冬季にあたる4月中旬から8月頃まで毎年行われます。
毎年剪定が行われ、農園の木は2〜6m程度の高さを維持されますが、自然のものは10~30mまで育ちます。

③乾燥
収穫された葉はサペカードと呼ばれる、直火にかけて乾燥させるプロセスに入ります。ここで茶葉の20%の水分が無くなります。続けてヒータによる乾熱によって茶葉を20~24時間さらに乾燥させます。おおよそ100kgの茶葉が水分の蒸発によって33kgになります。
④熟成〜出荷
乾燥させた茶葉を細かく粉砕して、麻袋に入れた後、専用の貯蔵庫で2年間熟成させます。熟成させることによって、香りや風味が生まれます。
熟成後、貯蔵庫から出された茶葉はパッケージに梱包され出荷されます。

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