実は何種類もある?カモミール4種類紹介

カモミールという言葉を聞くと、多くの人がリラックス効果のあるハーブティーを思い浮かべるでしょう。しかし、実はカモミールにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。今回は、カモミールの中でも代表的な4つの種類をご紹介します。

カモミールとは?

「カモミール」という名前は、古代ギリシャ語の「大地のリンゴ」に由来しており、マザーハーブと呼ばれ、キク科の異なる属の数種類のものを総称してカモミール呼びます。別名として「カモマイル」「カミツレ」と呼ばれることもあります。ハーブティーやコスメに使われることの多いカモミールは、実は一種類ではなく、いくつかのバリエーションがあるのです。

1. ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミール、一年草でマトリカリア属に属します。草丈が高く、白い花びらが反り返るのが特徴です。花にしか香りがなく、その香りはリラックス効果があり、気持ちを落ち着かせたり、不眠を和らげる効果があります。また、風邪や消化器官の不調にも役立つと言われています。入浴剤としても利用されるほか、お菓子などに入れて香りを楽しむこともあります。

2. ローマンカモミール

ローマンカモミールは、ローマカミツレ属の多年草で、毎年花を咲かせます。ジャーマンカモミールよりも草丈が短く、花と葉の両方に香りがあるのが特徴です。踏むとリンゴの香りが漂うというユニークな性質を持っています。苦味があるため料理にはあまり使われませんが、リラックス効果や不眠の改善に役立ちます。また、化粧水や美容製品にも利用されることが多いです。

3. ダイヤーズカモミール

ダイヤーズカモミールは、カミツレモドキ属に属する多年草です。鮮やかな黄色の花を咲かせますが、香りはほとんどなく、ハーブとしての利用はあまりされません。しかし、黄色の染料として使われることがあり、その鮮やかな色が特徴です。

4. ノンフラワーカモミール

ノンフラワーカモミールは、花がほとんど咲かない多年草で、主に園芸用として利用されます。草丈は10cm程度と低く、香りはありますが、ハーブティーなどには使用されず、芝生の代わりに植えられることが多いです。ガーデニングの際に、見た目と香りの両方を楽しむことができる品種です。

カモミールはその種類によって、用途や見た目、香りに違いがあります。リラックス効果を求めるなら、ジャーマンカモミールやローマンカモミールが最適ですし、園芸や染料に興味があるならダイヤーズカモミールやノンフラワーカモミールが役立つかもしれません。自分に合ったカモミールを選んで、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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